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自分は他の人より若い|シニア層の本音

当社の保有しているシニア層診断のページにおいて、50歳以上で「私は同世代の人より若いと思う」という問いに対し「はい」と回答した人は76.3%であった。つまり、4分の3のシニア層は「自分は同世代より若い。」と思っていると言うことになる。さらに、男女比で見ると「はい」と回答した人は男女共に75%強であるが、「いいえ」と回答した男性は162人中、たったの2人である。少なくとも160人は「自分のほうが若い」と断言できなくても、まあ、若いだろうと思っていることになる。

シニア層の本音

男女別
シニア層の本音

つまり、誰もが自分は同年代よりそれなりに若い、あるいはかなり若いと思っているのだ。しかもそれを、お互いがお互いに対して思っている。
60代女性が同窓会に行ったときに「みんな老けていて」という感想を漏らしていたが、その「みんな」もそれぞれが「ああ、みんな老けていて」と思ったのではないだろうか。

彼らにとってはあくまで老けているのは自分以外であり、自分の老けた部分は見えないと言うことなのである。実は、シニア層にシニア層の意見を聞くと「私はそう思わないけど、きっと周り、私の友達はそう思うわよ」と自分以外の意見を代弁することが多い。最初に「ご自分の意見を述べて欲しい、他人のことではなくご自分の意見として話して欲しい」ということを言っていても。自分の意見といわゆる「シニア層」の意見とは違う、自分は周りとは違う、という意識があるからだ。シニア層にとって、他人の芝は老けて見えるのである。

多くのシニアビジネスをしようと試みている人は、「実年齢より意識は10歳若い」という言葉に踊らされている。イマドキのシニア層は、従来の固定概念の中のシニア層よりずいぶん若い。それに慣れると、やはりシニア層は紛れもなく年を取っている。年相応なのだ。

実年齢より若いというデータがあるにもかかわらず、目の前に見えているシニア層は年相応で、けれども本人たちは自分を若いと思っている。そのギャップがシニアビジネスを難しくさせているのである。


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