
国勢調査などによると二〇〇三年は成人人口の半数以上が五十代以上。二〇二
五年には全人口の半数以上を占めると予測されている。
総務省の家計調査によると、ローンなどの負債分を引いた貯蓄残高は、五十代
は千三十三万円と四十代のほぼ四倍。六十代では二千四百六十万円にもなり、経
済的ゆとりがある世代だ。
ネット利用者も拡大している。インプレスの「インターネット白書2005」
によると、〇五年のネット利用者のうち五十代以上は二四%で、年々増加してい
る。
そのシニア市場を巡り、NEC、ニフティなどのネット接続事業者や、凸版印
刷、オールアバウトといった企業がシニア向けサイトを手掛ける。
シニア向け市場参入を狙う企業にコンサルティングを行うマミオン(東京・新
宿)の森万見子社長は「シニア層は実は飽きっぽい人が多く、分かりやすさが大
事」と指摘する。何ができるか分からないと、すぐ画面を閉じる傾向があるとい
う。「誰のためのサイトかコンセプトをはっきりとさせる必要がある」(森社長
)とみている。